本来であればありふれたウイルスでもあるコロナウイルス。しかし今年に入って中国から広がった新型コロナウイルスは、かつてのSARSやMERSの時のように、私たちを不安に駆り立てています。SARSもMERSもともにコロナウイルスで、前者はキクガシラコウモリが宿主で後者ハヒトコブラクダに風邪症状を引き起こすウイルスでヒトに感染すると重症肺炎を引き起こすと考えられているようです。(参考:NIID国立感染症研究所ホームページhttps://niid.go.jp)
例年インフルエンザが流行するこの時期は、ニュースでも週間の患者数の推移などを見ることが多かったのですが、アメリカでは現在インフルエンザが猛威を振るっており、死者が1万人を超えているとのことです。コロナウイルスのことで必死になっているあまりに、インフルエンザへの心配が見えなくなってしまっている感がありますが、いずれにしても身を守る手段は必須です。
感染症の専門家も「どんなウイルスかよくわからない」から、不安が増長されてしまうという話をしています。知らないから怖がってしまうのは人の常だとも思えますが、東京都感染症情報センター(https://idsc.tokyo-eiken.go.jp)によると、
- 患者と濃厚に接触することによる飛沫感染、
- ウイルスに汚染された環境にふれることによる接触感染
が感染経路として考えられていると記載があります。さらにウイルスがエアゾル化して感染するという経路もあるのだそうです。飛沫感染のように飛び散るほど大きなものでなく飛沫の水分が蒸発してウイルスがふわふわと舞うという。
これを防ぐには細かい粒子に水分を与えて重くして落とすという方法がよいのだそうです。湿度は感染を防ぐ一つの大きな要素です。
感染から身を守るには、「濃厚に接触しないこと」、「ウイルスに汚染された場所、もの、感染者には近づかないこと」となるわけですが、まずはこれらを頭に入れて過ごすことが感染しないためには必要で、自助努力をしていくしかなさそうです。とはいえ、そんなに難しいことでもなく、手洗いの徹底をしたり、マスクを着用することは基本的ながら大変重要であることがわかります。
抗生物質は使いすぎが原因なのか、変異する細菌に対しての開発、薬効が追い付かなくなっている部分もあるようですが、それでも抗生剤はたくさんあります。ウイルスは形質の多様性が非常に高いため、個々の形質の多様性が非常に高いのだそうです。つまりそのウイルスごとに効く薬が異なるわけです。そのため、抗ウイルス薬の数は多くはありません。
話がそれますが、今回は対応する側に認識の甘さがあったと思わざるを得ません。中国で発生当初この異変に気付いてSNS発信をした医師が、「誤報」のように扱われ違反者として摘発までされましたが、患者と公的組織・機関や病原体に対峙していたその医師は、自身も同ウイルスに侵され若くして亡くなりました。間違った情報でパニックにしたくないとする意図もわからないでもありませんが、たとえそれがあとあと問題がなかった、ということであったらそれは幸いなことです。情報が正しく伝わらないまま、「実は大変なことだった」と後からわかったほうの痛手はさらに大きいものです。
抗菌、抗ウイルスにおいて、精油はパワフルな作用を発揮しますが・・・
「ウイルスに効きそうなアロマ」とか「抗菌活性のあるアロマ」は多く存在しますが、個人差や成分がわかっていない、あるいは作用と副作用がよくわかっていない部分があり薬機法に鑑みると、声を大にして言うことはできない面があることは確かです。
このサイトでしばしば植物から得た精油(エッセンシャルオイル)の抗菌、抗ウイルス、抗真菌の特性などにも触れておりますが、大きな効力を発揮させるには、相当量の精油が必要になり、それはともすれば「毒」にもなります。誤った使い方をしてしまえば本末転倒ですので、あやふやな情報によって、むやみに使うことは避けるべきでしょう。精油を利用する場合は、十分に注意を払って精油の作用を最大限に引き出すためにも、安全に使いたいものです。
身をまもるために必要なたった一つのこと
強くなった病原体を攻撃するだけでは抑え込むことが難しい場合もあります。今回の場合も、拡大やウイルス変異の状況など、どのくらい想定できるのかも一般の人にはわかりづらいのが現状です。
とはいえ、常にそうなのですが同じ地域、同じ場所にいても全員が罹患するわけではもちろんありません。
なにが違うのでしょうか?
ご存じのとおり、環境も大きな要因であり、その人がもってい免疫機能=抵抗力や体力が重要ではないかと考えられます。今回の場合、比較的年齢が高い方、既往のある方が重症化しているとの情報もあります。
ただ、もちろんそればかりではありません。
抵抗力が落ちる原因は、
ストレスにも大きく影響を受けます。
人の健康のバランスは休むことなく動き続けてくれている脳、内臓のおかげです。そこを常に調整している神経系統、ホルモン系統が整って元気が生まれます。
睡眠不足や不規則な生活では、常に動いて大変な部分に重圧をかけていることになります。そうなれば免疫が自分のからだを守る力も低下するのは自明の理です。
抗菌作用、抗ウイルス作用の精油(エッセンシャルオイル)ということよりも、
香りとその香りがもたらすリラックス作用で、しっかりと心とからだに「お休み」を与えることが何よりの防御ではないでしょうか。
どんな香りがリラックスできるか、はそれぞれ人によって異なります。よくラベンダー、ベルガモットがよいなどなど、情報は多々あります。ラベンダーについては不眠症の方への効果などのデータもよく見受けられます。成分も確かに鎮静作用やバランス作用があります。
とはいえ、この香りが苦手な方にとっては、まったくその効果を発揮することはないのです。
いちばん好きな香りが、あなたをもっともリラックスさせるのです。
香っているだけで精神的に落ち着く、その香りは脳にとっても、
自律神経にとっても「ゆったりとした良い時間」となりえます。
香りが漂っているときに「深呼吸」をしている自分に気づくこともあります。
自身が本当にそんな香りを探してみましょう。
よく休んで、適度に食べ、適度に運動する――
ストレスをできるだけ発散する――
これが何よりの予防になるのかもしれません。
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