香りの作用
精油が嗅覚を伝わり大脳へと香りが伝達されると、幸福感や情緒の安定、鎮静などの作用=脳内モルヒネである神経伝達物質エンドルフィン、セロトニン、アドレナリンなどが分泌されると言われています。香りは大脳辺縁系、視床下部、下垂体に刺激を与えます。刺激を受ける脳の部位は情動や記憶、本能行動、食欲、性欲、睡眠、自律神経や内分泌を微細にコントロールする非常に重要な部分。好きな香りで気分がリフレッシュしたりリラックスして体調によい変化が現れるのも、そのためです。また精油は細胞膜を通過するとても小さな分子であり、ひとつの精油に未確認の成分を含め、100以上の成分が含まれた有機体。精油成分より大きい細菌やウイルス(細胞膜をもたない)の核に浸透していくことが可能なため、殺菌、殺ウイルス作用があります。
空気を変える=気持ちが変わる
よい香りをかいだだけで、ふっと力が抜けたり、思い切り深呼吸をすることがあります。
はりつめていた気持ちがゆるむのを感じることもあるかもしれません。
ふだん呼吸を意識しませんが、浅い呼吸を繰り返しているのが私たちの現状です。
深呼吸をして森林にいるような空気を吸い込む、
都会にいてもアロマセラピーの精油ならそれが可能です。
ローズ精油が、いつもどおりの部屋の空間を、スパやサロンにいるようなちょっと贅沢な気分にしてくれることもできるのです。
精油はあなた自身、生活の変化にたいしてどのようにも合わせてくれます。そこが精油の魅力とも言えます。
精油成分が体内に取りこまれると、脳が支配する自律神経系統、内分泌系統そして免疫系統に対して作用します。たとえばラベンダー精油には鎮静作用、不眠に対しての作用があることは研究結果で実証されています。精油成分より大きい細菌やウイルス核に浸透していくことが可能なため、殺菌、抗菌(細菌の増殖を抑制)、殺ウイルスや抗ウイルス(ウイルスの増殖を抑制)作用があります。