今年の冬を警戒している方はとても多いのではないでしょうか。
インフルエンザと新型コロナの2つのウイルスが同時に来襲するかもしれない、という不安は誰しもあるかもしれません。
インフルエンザには予防注射があるので、ある程度予防ができるものの、
新型コロナウイルスの解明は進行中であり、予防注射はもちろんなく承認された治療薬はレムデシビルのみ。開発中、承認を待つ薬はたくさんあるようですが。
対症療法しかないところが、不安をよけいに抱かせます。
標準的な治療法として記載があるのがステロイド薬のデキサメタゾン(重症感染症や間質性肺炎などの治療薬として使用されています)、COVID-19治療薬としての承認されているわけではありませんが、厚生労働省の「診療の手引き」に掲載されています。
毎日の感染者が一時的に増えたり減ったりをずっと繰り返している中で、いつまでこの緊張感や不安が続くのかと思ったり、それがまたストレスになったりしていませんか?
でもただ不安に思ったり、脅威に感じているのではなく、とりあえずニューノーマルに慣れてきた私たちが、自分でできる対策について考えてみましょう。
日々できることを
ウイルスをよせつけないために
◇ 体にウイルスを寄せ付けない= 手洗い、消毒、喉を常にうるおす
◇ 体にもし侵入してきたら、退治できる体内環境を= 規則正しい生活、とくに睡眠。抵抗する力(ストレスや不規則な生活習慣をできるだけできる範囲で転換する)体を冷やさない。
◇ウイルスをはびこらせない環境=
* 換気;つねに新鮮な空気を循環させる
* 湿度;浮遊するウイルスが水分を含んで浮遊できなくなる
乾燥を防ぐ
部屋の湿度を保つことで、皮膚の潤いも保てます。
皮膚は体の最も大きな臓器、しかも体の内外の境界線となって外敵から身を守る最前線の「臓器」です。
そんな「最前線」が干上がっていたらどうなるか、予想は難しくはありません。外敵が侵入しやすくなってしまうのです。
お肌だけでなく、鼻も喉(咽頭部)も同じです。鼻も喉も外界との接触を常にするところですが、鼻、とくに喉はその門番です。 鼻毛は埃などをフィルタリングをし、喉(扁桃腺は病原体と闘うリンパ球の集合組織)は細菌・ウイルスなどの侵入とまず闘ってくれるところです。
鼻と喉の「粘膜」の乾燥によって、病原体がカサカサした粘膜に付きやすくなり、病原体が体内に侵入しやすくなるのです。
夏に口を覆うマスクは息苦しく、顔が蒸されたようでしたが、深い秋から冬にかけては、人に感染させないという目的とともに、鼻や喉の乾燥や寒さからも守ってくれます。
乾燥を防ぐ、冬場、暖房の風にあたるとあっという間に喉がかさつく、鼻腔がカサカサしたりむずむずしたりする方は、とくにここを温め、潤す対策も積極的にとりましょう。
室内でも屋外でもアロマを使ってケア
エッセンシャルオイルが心にも体にも作用するのはご存知だと思いますが、
新型コロナとインフルエンザのダブル奇襲攻撃を是が非でも阻むために、
「しっかりと寝る」
「手洗い・うがい」
「部屋も自分もうるおす」
(*うがいには効果がないと言われることもありますが、喉はうるおいます)
はもっとも基本的でもっとも大事なことかもしれません。
アロマはこの3つのケアのサポートができる
◇ ラベンダーやマジョラム、イランイラン、ローズウッドなども低い濃度で使えば、良い眠りに誘ってくれます。不眠症への対策としてのラベンダーの効果について海外でも多数の臨床研究の報告が出て実証されています。(個人差はあります)
◇ 抗菌、抗ウイルス(おもにインフルエンザ、新型コロナに効果をもつとされる精油はまだ明確にわかっていません。)、抗真菌などの作用をもつ精油は作用の大小はあれ相当数の精油がこれらのいずれか、またはすべての抗(細菌、ウイルス、真菌)作用をもっています。
◇ 直接的にエッセンシャルオイルが「うるおす」ものではありませんが、室内でエッセンシャルオイル対応可能な加湿器で天然の精油を部屋に拡散することで、部屋のリフレッシュも図れます。拡散された精油の作用は強力ではありませんが、すくなくとも部屋内のよどんだ空気はだいぶスッキリとすることでしょう。それは室内にいる時間がさらに増える冬場では、体だけでなく「気持ち」(心)の乾燥も防いでくれることと思います。
手軽に使いたい、という場合はスプレータイプがおすすめです。
シュッと数回噴霧すれば、部屋だけでなく、モヤモヤもすっきりするとご評判をいただいております。
気持ちのよい空気と香り、
焦らずに、不安よりも「ちょっとしたからだへの気配り」に注意を向けてこの冬を乗り切りましょう。